指導の三つの柱

1.自己肯定感を高める指導

こどもたちに「頑張れ!」「できる!」と言葉で伝えるだけでは上達する事はできません。
「できそう!」「やってみたい」と思ってもらう事が大切です。
そのためには、指導者が子どもたちにとって成功しやすい環境を作る事も大切です。
何事も、失敗ばかりが続くと苦手意識が生まれますが、出来た・成功したという経験が、達成感や自己肯定感を高めます。
子どもたち1人ひとりに、出来るようになる方法や合ったやり方があるので、それを身につけ「出来た!」「自分は出来る!」という気持ちを育みます。

2.体をコントロールする力を身につける指導

日本では野球を習うと野球だけ、サッカーを習うとサッカーだけは上手くなりますが、それだけだと体を上手くコントロールする事はできません。
1つの運動だけを行うのではなく、さまざまな体の使い方を経験することで、体をコントロールする方法を学び、うまく操作出来るようになります。
体を上手に使えるようになると、どんな運動でも上手になります。
その為には、体幹の強化やバランス力も欠かせません。

3.試行錯誤する力を育てる指導

運動をする上で、「こうやりなさい。」「こうやれば上手くいく!」と教えてもらうことは大切です。
正しい姿勢や、やり方は体のスムーズな発達や、体幹の強化にも繋がります。
しかし、こども達にとって、教えられるばかりではなく自分で考えるという経験も非常に大切になってきます。
私たちは、運動を通して、子どもたちの考えて行動する力を伸ばしていきます。
言われたことだけではなく、自分で「どうやったらいいかな?」「どうすれば成功するかな?」と試行錯誤することで、将来、問題を解決する力になっていきます。